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小淵沢シンポジウム 久司道夫先生講演

佐藤先生の講演の次は 待ちに待った久司先生の講演会です。
「佐藤先生のお話を私は全面的に支持します」
そうおっしゃりながら登壇なさいました。

世界は人類の時代に突入しました。
人類全体が危機的状況にあるのです。


大切なことを10個言います。

①人口の急激な増加
    現在60億の人口も20年後には90億以上になる
    原因は 輸入製品の過剰 動物性・乳製品の取り過ぎ  

②貧富の差が大きくなっている
    50%の人が1日約200円の生活
    20%の人が1日約100円の生活
    大変は生活状況の人がたくさんいる

③食品が偏ってきている(アンバランス)
    動物性の取り過ぎ→アマゾンの伐採→牧畜のため
    化学肥料・精製食品・添加物・漂白した食べ物の取り過ぎ
    穀物を加熱して食すことによって直立し頭脳が発達してきたのに
    現在は 穀物が少なく雑食になってきている
    (本来人が食べるべきではないものを食している)

④エイズ(HIV)が全世界に広がっている  
    戦争より死者が出ている。特に東南アジア・アフリカ
    医学的な処置が現在のところなされていない。

⑤免疫力の低下
    免疫力の低下によってアレルギーやインフルエンザの発症が増える
    耐久力が無くなる

⑥心臓病・癌の増加
    乳がんや前立腺・糖尿病など

⑦家庭の崩壊
    全世界的に離婚率が増加している(カトリックやイスラムの世界でも)
    一緒に食事をすることがなくなったためおこる
    和・・花粉科の食物を食べない
    主食(穀物)より副食が増えた

⑧経済の崩壊
    資本主義の問題が出てきた
    新しい体制をつくらないといけない時期がきた
    全世界的に見直しが必要

⑨エネルギー消費の増加(エネルギー問題)
    地下からの資源を掘り起こす→燃焼→大気汚染→CO2の増大
    どうしたらいいか?・・・
    掘って燃やして→限界がある
    大気や空から降ってくるエネルギーを使う術を考える必要がある

⑩戦争(核)の可能性が断たれていない。
    殺し合いほど無意味なものはない。


今や 民族・宗教・国・地域・人種などの問題ではない
国ひとつでは解決できないところまできている。
全人類の全人類による協力がないと、救済できない。
           ↓
  新しい人類の時代にわれわれは突入している


全人類を考えながら日常を考えて生活していく。
皆が幸せ
兄弟愛の精神

人類のもともとの食べ物は穀物と野菜であった。
今の食べ物は 添加物などによって演出されてしまっている。

エネルギー消費量の最大→石油から化学物質→60%以上が化学肥料に。

この解決には食べ物を考えずにいられない。
1960年代からマクロビオティックは活動している。

みなさん できるところからでいいんです。
やれることからやっていってください。





今やマクロビオティックはさまざまなデータで実証されてきています。
自信をもってマクロビを実践しましょう。

かたよらないように
頑固にならないように
料理の方法もバラエティに
できるところから
なるべくオーガニックで
全部オーガニックに切り替えるのが大変だったら一歩でも二歩でもいいんです。
あわてないで
社会に順応できるように


そう ひとりよがりのマクロビオティックにならないように
拡がりのあるマクロビオティックで

そして 愛をもって・・・

マクロビオティックは 愛であると実感しました。
by maronblue | 2009-09-29 00:44 | 2009小淵沢サマーカンファレンス
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